露骨なくらいロボットロボットしたものを作っておきたいと思っていたのですが、ゴテゴテしているわけではなく、最低限のパーツでどうにかできないかなとイメージを固めるのに時間がかかってしまいました。しかし、思考のパーツがハマった瞬間、スッと行けるところがロボット作りの気持ちいいポイントだと思います。今回はモーターとハブを平行にしなかった点です。
並べてみて初めて気づきましたが、spikeとinventorでハブのライトの形状が違いますね。キットの色の違いも含めて、それぞれに別のコンセプトがあるんでしょうか。
授業の組み立て
授業で使えそうかどうかは、ロボット自身に改造の余地や発展性がどの程度残っているかと、手数(使用パーツ数)がどの程度かです。当たり前といえば当たり前だとは思いますが。授業の段階に応じてどんな要素を混ぜるかとか、今回は敢えてこのパーツを使ってもらうために形を変えようとか、同じロボットでもコース(習熟度)によってアプローチを変えていくことも検討しています。
とはいえ、私自身の能力が及ばないことがあるので、強引な形でやってしまうこともあります。その場合も、もっと良い物があるはずなので頑張ろうな!とか言いながら、生徒に投げます。何もかもを私が作って用意するのでは、私の枠を越えられないですからね(とかいう都合の良い言い訳?本意は別にありますけど)
改造の余地
今回のようにシンプルにしておくと、足回り、手先、胴体や顔など改造もしやすいかと思うので、色々と魔改造して欲しいですね。プログラムも、2台まとめて動かすことを考えると結構いろいろなアプローチができそうです。ハブ同士やPS4のコントローラーなどと通信ができますしね。また、ロボット単体でもかなり自由度は高く腕を引っ掛ければ持ち運びができるかもしれませんし、足元にカラーセンサーをつければ、ライントレースしながら進むような仕組みもいけそうです。
コースへの割り振り
今回のミニロボットだと工程も少ないので、ベーシックあたりでも十分採用できますが、合計4個のモーターを制御することになるので、同時に動かそうと思ったら少し高度になりますね。ベーシックの間にモーター移動を触っていれば、さほど説明は不要でしょうけど、同時に使うにはメッセージが必要だと思いますし、EV3以上にプログラムの確認し辛さが悩みどころですね。
移動部分のモーターを一つにして前後のみ動くようにしたり、腕のモーターを一つにして位相をずらして動かせば手を振っているように見せたり、そういう簡略化でプログラムのハードルが下がりそうです。機能性が落ちた分は、上のコースで復習ついでに経験してもらうと良い流れになっていきそうです。
こんな感じでポイントや割り振りを考えて授業のどの辺でどう取り扱うか?などを考えて構成を作っていっています。(目新しい内容ではないかもしれませんね。)
それぞれのコースでどんなことを軸に学んでいくかは、コース情報にまとめていく予定ですので、そちらもご覧ください。