今週は、ロボット競技関係のイベントと、金曜日までは授業が休みの週ということで。まだまだ形式が定まっていないのですが、継続は力なり、ということで。
1.RoboRAVE神戸 ロボット競技体験会
5月5日にRoboRAVE神戸のロボット競技体験会に参加させていただきました。
体験会では、午前は、落ちずに走った距離で勝負するa-MAZE-ing Challengeと、午後は、相手を落としたら勝ちというSumoBot Challengeの2種で構成されていました。


今回のロボット競技体験会は、その名の通りロボット競技に初めて参加する子どもたちに向けた内容となっており、車型ロボットの走らせ方に限らずタブレットの使い方から丁寧に説明がありました。その上でそれぞれ2時間前後でしっかり楽しめるところまで完結できていたのは素晴らしい運営だと感じました。次回もあれば、今回参加できなかった子達を連れていきたいです。
競技のルールも目標もシンプルなのが良いですね。とてもわかりやすいです。他の教室の子の様子ですが、実際に初めてコースを走らせていた子が段々とコツを掴んでいき実際に高得点を出しているシーンをみると、こちらも応援に熱が篭ります。


体験会の最後は全員で二つのブロックに分かれて一斉にスタートする勝ち抜け戦でした。
うちの教室からは今回の参加は一人だけでした。持って行ったPCとの接続がうまくいかずにC言語を経験するというこちらの意図は叶いませんでしたが、なかなか競技らしい競技に参加してもらうことができていなかったので、良い息抜きになったとは思います。ここから秋まで頑張ってもらって、Showcasingで魅せる作品を作ってもらいたいものです。
今回は体験会ということだったので、ある程度自分もサポートに回れたのも新鮮でした。競技に関する時間の使い方、練習のポイントなど、本番ではなかなかアドバイスできませんからね。普段から言ってるはずのことも重みが違うという事実は、指導者としての言葉の選び方や空気の作り方を再度考えさせられるものではありましたが。
次があれば、今回不参加だった子達も連れていきたいですね。
2.今週作ってみたもの
土日のみ授業はありましたが、どちらかというと準備の週でした。ということで、今週の作ってみた作品の紹介です。
触れるコマ回しロボット

コマ回しの装置ですが、コマ自体を持てるようにしました。
その他の工夫としては、歯車の変更が容易になるように設計していたり、モーターに負担がかからないようにデファレンシャルギアを使ったりしています。
歯車を多段で使うと回転の力が強くなるため、モーターに負荷がかかり壊れやすくなったり、シャフトが曲がったり捻れたりします。また、作りを修正したり改善したりする時の作業のしやすさなども考えています。
ステアリング機能付きのリモコンカー
こちらは前輪にステアリング機構、後輪の駆動側にデファレンシャルギアを入れて、旋回時のずれを軽減している車です。
実際の車に存在する仕組みでもあるので、そのような部分にも興味を持って欲しいと考えています。

Inventorというキットを使えば、タブレットでリモコンを作って動かすプログラムも作ることができるので、ボタンの配置や操作方法の工夫などの勉強ができます。
飾りっ気はないので、その辺は改造で頑張ってもらう予定です。
3Dプリンターで作ってみたもの

3Dプリンタもだんだん慣れてきて、はめ込み式で完成するマスコットキャラを作ってみました。色合いが定まってないので、味気ない感じです。
灰色のフィラメントも届いているので、その辺を使ったらどうなるか、またシルクフィラメントが良い雰囲気を出せそうなので、いつか試してみたいと考えています。


看板チックなものも作ってみました。この辺で設定の勉強をしている感じです。ノズルのサイズを変えたり、印刷設定を変えるとどうなるか、ですね。0.2mmのノズルを使うと、完成に1日かかるとのことらしく、これには執筆時点で間に合っていません。


いっそのこと最高品質で、ということにしたので余計に時間がかかっています。左から右までにおおよそ2時間くらいかかっています。
3.micro:bitでライントレース計画
パーツがいろいろ届きました。届きましたが・・・

明らかにバッテリーのサイズが大きいです。
軽量マシンの予定だったのですが、これは素人的にも違うなと思うくらい大きいです。そこで、ChatGPTに計算させてみたところ、電気容量も重さも想定より10倍は大きいという結果が出てきました。
ということで、一旦違うバッテリーを探し直しましたが、その合間にケーブル周りを調べていたところ、バッテリーからKS0360とモータードライバへのそれぞれの接続では、はんだが避けられないかなと感じています。
それだと授業では使いにくいので、耐久性や無駄に大きくなることなどはありますが、できるだけ回避できそうなものを探したいと思います。
ただ、micro:bitでのライントレースは優先度が低いことから一旦傍におくことになりそうですが、実物があるとついつい手が伸びてしまうものです。
4.今後の授業の予定
ベーシックでは、車型のロボットの応用であったり、2つのモーターであちこちに動かす練習が主な流れになりそうです。
スタンダードコースは、歯車の基本がそろそろ終わりになります。残りは、四輪駆動による力の伝わり方と、ノブホイールという角度の調整がしやすいパーツの使い方を勉強したら完結というイメージです。
ちょうど体験会でも相撲対決があったのですが、タイヤは後輪駆動か四輪駆動の方がブレードタイプ(刃みたいな薄いパーツを前方につけて突っ込んでくるタイプ)には強そうな印象があります。まだまだ机上の空論の段階なので、実践してみないとわかりません。また追尾機能なども考えていきたいですね。(突き詰めていくと、上のコースの話にもつながっていきますが)
この辺りの勉強もしてもらうため、センサー周りの話に移していく予定です。
エキスパートコースは各自の好きなことを重視しているため、柔軟に対応しています。micro:bitの基本や、配列などプログラミングで必須の内容は扱いますが、ある程度進めたらあとは個別に自由なテーマで進めていきます。
Unityでシューティングゲームを作ったり、scratchで横スクロールゲームを作ったり、3Dプリンタで車型のロボットを作ってmicro:bitで動かしたり、Aruduinoでオムニホイールを動かしたり。
せっかく作ったリモコンカーやコマ回しの装置はすぐには出番はないのですが、息抜きも必要なので。
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