ロボット競技に向けて

EV3

当教室では、2025年9月23日(火・祝)に開催される予定のRoboRAVE神戸大会に向けて、自主練習が始まっています。

RoboRAVE神戸大会は今年で3年目になりますが、初回大会から参加させていただき、特に独自競技のShowcasingという作ったロボットを展示して評価を受けるという他所ではあまり見ない貴重な大会です。

以前の競技参加の記事はこちら

夏休みを利用しての練習用に教室を解放していました。

a-MAZE-ingチャレンジ

木の板の上を落ちずにいかに遠くまで走り切ることができるかという競技です。

こちらはまだ練習が始まっておらず、来週にはようやく、という予定になっています。

今年はそのままの形で挑戦するのではなく、いかに摩擦を利用して安定して走るか、ということに着目していこうと話を進めています。意図が伝わるかどうかは知りませんが・・・

SumoBotチャレンジ

その名の通り、相撲です。相手のロボットを落としたら勝ち。ということでシンプルなのに奥が深い競技です。

自作の土俵です。

60cm四方のパネルを組み合わせただけなので、段差がありますが・・・

この円も出場者の子が自分で作っています。

相撲系の競技はある程度突き詰めていけばジャンケン的な勝負になってくると思っていますが、中学生のレベルがどのあたりまでになるのか楽しみにしています。

うちの教室からは1チームが出場し、EV3ベースで進めつつ、一部のパーツを3Dプリンタで作ったものを取り付けています。この辺は、、3Dモデリングの勉強をBlenderでやってこいという宿題を出しておいてそれを形にした感じです。Unityでゲームを作っている子が担当しているので、そちらにも活きると思っています。

まだまだプログラムが安定していないようで、夏休み終了後も引き続きどこかで頑張ってもらう予定です。が、9月半ばにいきなり定期テストという無茶なスケジュールもあり、どこまで時間が取れるのか、ですね。受験生ですし、勉強時間を削らせる予定はありません。

色々と工夫をしているので、その結果が出るといいのですが・・・・

これに関しては形を出すわけにはいかないので、当日の記事の中で紹介したいと思っています。

それでいくのか・・・という感じで、私には良し悪しが判断ができません。

Line Following チャレンジ

ライントレースをしながら進んでいき、ゴールにあるタワーにピンポン玉を入れて帰ってくる競技です。一回帰って来れたらその後はたくさんのピンポン玉を運ぶとボーナスをもらえるので、いかに大きな入れ物をバランスよく運ぶかですね。

あと、線が細いので並のライントレースでは対応できないと思います。

そういうわけで、教室恒例のPID制御のライントレースの動画を見せましたが、比例制御だけで頑張るそうです。

まあ、無理強いをする予定はないですし(そもそも理解できなきゃ使わせないので)、簡単なプログラムで行けるならそれでチャレンジするのも作戦としては問題ないと思います。当日のメンテナンス性に関わりますからね。

こちらはまだまだ試作機ですが、いろいろな問題を見つけ改善しをくり返してきたので、そろそろゴールが見えそうになってきています。

作ったカゴにはピンポン玉が100個入らなかったので、現在進行形で新しいものを作っています。BambuLabA1が各辺25cmくらいが限界なので、組み合わせて一つになるような仕組みにしているようです。

下の部分も、標準のMモーターではトルクが足りずライントレースが安定しなかったので、XMモーターに付け替えました。ここまで変わるのかというくらいの変化があり、私も勉強になりました。

細かなテクニックも取り入れつつ、無事に走り切るくらいはできるようになってきたところです。あとは球をどうやって入れるかと、帰り道の調整ですね。練習用のコースも線を変えたりして練習しておいた方がいいですし。やることはまだまだたくさん残っています。

Showcasing

私がRoboRAVE神戸の1番のイベントだと勝手に思っている展示部門です。

今年は、二人組で出場予定になりました。

ことの発端は、授業でInventorのハブ間通信の話をしていて、その結果として3台使ってハンドル、アクセル、車をそれぞれに作って通信させながら、携帯をカメラにして無線のHDMIでディスプレイに映像を送るという形を作っていました(授業2回ほどで・・・)。ここまで大きな仕組みは特に支持したわけではなく、やりたいと言ってくれたことを繋いで行ったら思った以上に面白いものができたという感じです。(車だけでは教室で用意した説明書を見て作っています)

ハンドルとレバー
アクセルと車

無線通信での映像配信だけは私が色々と調べましたが、ドローンの方式は電波法に引っかかるというのが痛かったです。タブレットを載せて・・・というのは時差があるし、そもそもタブレットが重すぎて厳しいというのがあり、色々と試せそうなことはしてもらった上で、ギブという状況でした。

そういう過程を経て、このまま持って行っても展示用の質は高かったと思いますが、3台も使っていたら他の子の授業ができなくなるので、一旦はmicro:bitをベースにして、形は3Dプリントしたもので完全オリジナルな作品にしていくように指示を出していました。

ハンドルはほぼ完成、アクセルは7割くらいという感じでしょうか。車は未着手でした。

その過程で、別枠でAruduinoで車を作ってる子の活かし方が難しかったので、いっそのこと合わせるといいんじゃない?ということで・・・

操縦側をmicro:bitにしてポテンショメーターでハンドルとアクセルの角度を読み取り、それを車のAruduino側に送信して動くというのを作ってみようか、というプロジェクトとして進行中です。

micro:bitとAruduinoの通信って、そこそこ非効率なことをしている気がしますが、いい勉強になるでしょう、という狙いもあります。無線通信のペアとしては現実的ではないはずですが、BLEやハードの違いを意識した通信などの勉強をするいいきっかけになればと思っています。(早速、BLEとはなんぞや?と、AruduinoでBLE通信するにはどうしたらいいか?などいい感じに環境構築の勉強が始まりました。)

所感など

本番当日までに間に合うのでしょうか。と私は一歩引いた状態で観察させてもらっています。保護者の方と一緒に、スケジュール管理で調整はしますし、基本事項の復習などには口を出しますが、それ以外は子供たちの大会なので子供達に投げています。ルールも自分で読んで理解して、ダメなら失格やで?と言っています。

競技そのものの結果は正直追い求めていませんが、子供達にはやるからには上を目指して欲しいと思っていますし、その中で一生懸命頑張ったくれたことに価値があり、それは変え難いものになるでしょう。

参加しやすい大会を開催していただいている運営の方々には感謝を示しつつ、こちらも盛り上げの一助になればと思っています。

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