ベルトコンベアの授業の延長で、GBCのような授業を行いました。
ベルトコンベアで寿司を運ぶ授業の応用編です。
ロボットプログラミングでどんなことが学べるかを中心に、ベーシックやスタンダードあたりから入塾を検討いただいている方には、当教室では何を指導しようとしているか参考にしていただけると思います。まずは作って動かす作ってみる[…]
GBCとは、Great Ball Contraptionの略で、ボールを転がしていく装置ですが、基本的には単体で稼働させるというよりは、色々な仕掛けを組み合わせていき、壮大な装置になっています。
Youtubeでも調べると色々なものが出てきます。
Youtubeで「GBC レゴ」で検索した画面です。
最初に見えているチャンネルの方の作品などは桁違いのレベルです。
さて、授業でいきなりこのようなモノを作ろうと思っても、全く無理な話であって、基本的なところから進めるべきなのですが、まだ歯車すら教えていたない子たちがチャレンジするということで、ベルトコンベアで上昇させたボールを滑り落としていく、だけです。
だけと書いていますが、これでもなかなかの難易度です。
レゴのパーツは特定の角度以外の斜めを作るのは苦手です。
画像のような直角三角形を作ることはできますが、急な角度になってしまいます。
このような、3:4:5や5:12:13を利用した組み合わせは簡単にできます。
ですが、これでできる角度は急なので、そのまま使うとすると、ベルトコンベアの方でかなり上まで持っていくことになります。
ということで、パーツの使い方を慣れるということも含めて、とりあえず色々なパターンを試してみよう、という感じです。
ベルトコンベアを作る
画像だとあまりコンベアに見えない気がしますが、真ん中の部分がベルトコンベアです。右側からボールを転がしていき、ベルトコンベアに少し手を加えてボールが上がっていくようにして、左側から転がり落とします。
Spikeにはスプロケットホイールもベルトもついていないので、EV3の分を拝借しています。EV3でやっても良かったのですが、パーツの色とそれまでSpikeを使ってきたということで、Spikeをメインにしたまま始めました。
初回なので、そのまま転がり落とすだけで良いのですが、見本として周回する様子を見せてしまったので、子供達はそっちに意識がいってしまいました。
見本
改造開始
改造の様子は写せていませんが、授業1回目にして壮大な感じになっていっていました。とりあえず、1周する分は完成。安定感はまだないのですが、数周するだけであれば、問題なさそうです。
GBCは、安定させるのが本当に難しいモノです。本来はそのためにガチガチに組むのですが、そこはまだまだで、揺れた分だけ失敗の可能性が上がっている気もしますが、現時点では十分以上の出来だと思います。
超音波センサーとモーターを組みわせていますが、丸いボールにはうまく反応せず、また、ゲートも一気にボールを通してしまうので、うまくタイミングが合わせられなかったようです。
ベルトコンベアを二つ作りました。ピンボールみたいな仕掛けもあって、ボールが単純に転がるだけではない形になっています。ボールを運ぶ仕組みもそれぞれに違っていて、こういう細かな部分も含めて、まずは自分で考えてみるという姿勢が良いと思います。一部、未完成のため、最後の板は手で支えています。
途中経過の様子も投稿しています。
完成
授業2回目です。それぞれの作品が完成しました。
初日は手で支えるような部分も残っていましたが、なんとか斜めに繋げたようです。壁も増えて、落下の可能性が減りました。
あと、画面では伝わりませんし、動画でも都合によりカットしますが、本人の歌が入っています。音や画像(SpikeではLEDパネルになりますが)をうまく使って雰囲気を出すのも良い工夫だと思います。
こちらはセンサーを超音波センサーからカラーセンサーに変えました。画像では見えていませんが、ボタンの奥、経路の下からカラーセンサーがボールを認識できるような配置にしています。また、一定感覚でボールを送り出す仕組みや緊急停止や再開ボタンが増えました。ちゃんと画面を使って、文字で状態を表示しています。
プログラム部分は10分程度で作ってしまいました。scratch経験者の強みですね。
動画は近日中にYoutubeにアップしようと思っています。
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